円形脱毛症びまん性脱毛症

円形脱毛症

円形脱毛症は突然発生する脱毛症となります。脱毛が1カ所に起きるものは単発生円形脱毛症といいます。これに対して複数の場所に発生してしまう脱毛症を多発性円形脱毛症といいます。以前は側頭部に発生する確率が高い単発性円形脱毛症が多かったようですが、現在は後頭部の襟足など数カ所に発生する多発性円形脱毛症も多くなっています。円形脱毛症は、主に極度のストレスが原因であるとされています。男女関係なく現れる脱毛症になりますが、どちらかと言えば女性のほうに多いとされています。これは女性がストレスにさらされることが多いと言うより、ストレスそのものに対して弱いといったことが言えます。また、近年目立つようになってきたのが子供の円形脱毛症です。学校や友達の悩み、親子の間の問題など、子供にとってもストレスを大きく感じやすい環境がということです。

びまん性脱毛症

びまん性脱毛症も突然発生してしまう脱毛症です。びまんとは、あらゆる部分に均等に発生してしまうと言う意味です。円形脱毛症のように脱毛の境目がはっきりと分かれているものではなく、全体に抜けてしまっていたり、広範囲に境界線がハッキリしない状態で脱毛が進んでいくことが特徴です。
男性と女性の比率で考えると、女性に多く見られる脱毛症となります。こちらもはっきりとした形は特定されていません。考えられるのは、生活の乱れ、精神的なかろうなどのために、ホルモン分泌が見られることです。びまん性脱毛症によって抜けてしまった髪の毛は遅くて、切れていることが多く、また所々が縮れているように見えます。この縮れた部分は、血液や栄養の供給が、一時的に止まったり、送られたりを繰り返していたことを示すものです。ダイエットによる極端な食事制限や、精神的なストレスによる食べ過ぎ、もしくは、ストレスによる食欲不振、その反動からの過食、など食生活が乱れることによって起きるされています。

瘢痕性脱毛症

火傷や怪我などによって、頭皮の表面に傷がついてしまった場合後が残って起きる脱毛症になります。毛乳頭や皮下組織に損傷がなければ、髪の毛を再生は可能になってきますが、損傷がひどい場合には再生できないこともあります。傷がひどく、髪の毛が再生できないと判断された場合でも、傷跡が小さい場合には、美容形成手術によって傷跡を目立たなくする事な可能です。

ひこう性脱毛症

この脱毛症によって寝てしまった髪の毛の毛根部分はひょろひょろしています。頭皮からは渇いたフケが大量に出るのが特徴です。
フケが大量に出るようになると、いつもであれば密着の高い毛根と内毛幹鞘と言う部分の間にフケが入り込んでしまいます。そうなると内毛幹鞘が次第に離れていきます。そしてこれがさらに進行してしまうと、毛根の部分にまで達してしまいます。この状態でシャンプーやブラッシングをしてしまうと髪の毛はどんどん抜けていきます。これを放置しておくと生まれ変わる髪の毛がどんどん細くなってしまい、髪の毛の全体の量が少なくなってゆきます。ひこう性脱毛症は、日本人の女性に多く見られる脱毛症となっています。食べ物が違うといった点がとても大きいことになっている事は思いますが、生活環境的な原因が大きいかと思います。

脂漏性脱毛症

ひこう性脱毛症と同じように、フケも問題がある脱毛症になります。ひこう性脱毛症の場合は乾燥したフケが出ることになりますが、脂漏性脱毛症の場合は毛根部分が皮脂でベタベタしているので、脂っぽい浮気が大量に出てしまい毛穴を塞いでしまい、毛穴から外に排出されるはずの皮脂が、毛根部分を包む毛嚢の中に溜まってしまいます。このため髪の毛の定着率が良くなってしまい、抜け落ちるようになってしまいます。
脂漏性脱毛症によって抜け落ちてしまった髪の毛根部分をよく見てみると、全体に皮脂の塊が付着していることがわかります。脂っこい食品を控え、野菜や植物性の食品を多くとるようにすることが重要です。